海上保安庁最後のYS11で羽田航空基地(東京)に所属する第1号機の「ブルーイレブン」の解役式が同基地で行われ、40年以上にわたる任務を終えた。 「ブルーイレブン」は69年3月20日の就役以来、これまでの飛行時間は2万3000時間以上。69年6月に救難信号を発したサンゴ収集船の捜索に出動して火災を起こしているのを発見したのを皮切りに、74年11月に東京湾で発生したLPGタンカー第十雄洋丸とパシフィック・アリスの衝突火災事故では行方不明者の捜索や状況調査をしたほか、97年2月に日本海で発生したナホトカ号の油流出事故でも浮流油調査を行い、機動防除隊や特殊救難隊などを運んだ。01年の北朝鮮の工作船事件では、沈没した工作船の残骸の捜索を行った。また、69年10月からは航空磁気測定装置を利用して火山噴火予知調査にも従事し、海難だけではなく災害や事件における調査や輸送業務などを幅広く担ってきた。10年5月に東京湾の羽田沖で行われた観閲式と総合訓練でも雄姿を披露。2日目には、観閲式では珍しく脚を降ろすギアダウンをして展示飛行する様子に、多くのファンがカメラのシャッターを押しながら別れを惜しんだ。
投稿者: mainichi
投稿日時:2011-01-15 01:40:26.0
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